実装のポイント
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搭載工程
SMT実装の中で搭載工程は主役です。さまざまな電子部品を短時間で基板上に配置していきます。15年前くらいまではロータリー式の自動搭載機が主流でしたが、
現時はモジュラータイプの連結機が一般的かと思います。
二つの違いはロータリー式は大量生産向け、モジュラータイプは少量多品種向けです。
アートワーク後のガーバーデータと部品表を基に搭載機用のプログラムを作成します。
必要な情報は、リファレンス、XY座標、角度、部品型式、チップ情報 です。
- リファレンス
部品に対しての基板上の所番地です。ガーバーデータと部品表に記載が必要です。 - XY座標
基板のある1点を原点とした時の、各部品のXとYの座標データです。
通常は基板の4つあるコーナーの1つで、機械の仕様により異なります。 - 角度
部品の実装角度です。 - 部品型式
実装する部品名です。リファレンスと共に部品表に記載が必要です。 - チップ情報
実装する部品の寸法です。違う部品型式でも同じ寸法の部品は同一のチップ情報を使用します。
搭載機の仕様により、必要なデータは異なります。部品のデーターシートにて確認します。
最近はアートワークで登録した部品情報が流用できる場合もあるようです。
実際に搭載する場合、大抵の場合「試し搭載」が必要です。
- チップ情報と部品が相違なく実装機が認識するか?
- 搭載した時の位置、角度は問題ないか?
- 未搭載部以外の部品が搭載されているか?
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